台湾風唐揚げ

中国の代表的なミックススパイス「五香粉」(ウーシャンフェン)を使った唐揚げレシピのご紹介
衣はちょっと厚めに、カリカリに仕上げるのがポイント!
使用するのは鶏むね肉
唐揚げだけど、気持ちヘルシーに(^^)


香りをいただくスパイス料理

台湾風唐揚げ


スパイスは「味付け」という作用はありません。
スパイスの作用は主に
「香り付け(賦香作用)」
「色味を付ける(着色作用)」
「辛味をつける(呈味・辛味作用)」
そして、スパイスを使用することで得られる効果として「臭み消し(矯臭。脱臭作用)」
実は直接「味付け」効果はありません

スパイスの最大の活用法は「香り付け」
いつもの料理にスパイスを加えることは「香りをプラスする」と考えてもいいかもしれません。
今日のレシピは・・・そんな香りの効果を意識した一品です。

【レシピ】台湾風唐揚げ


3~4人分

鶏むね肉:2枚
【A】おろしにんにく:小さじ1.5
【A】おろし生姜:小さじ1.5
【A】酒:大さじ1
【A】醤油:大さじ1
【A】きび糖:大さじ1/2
【A】五香粉:小さじ1
【A】塩:小さじ1
【B】薄力粉:50g
【B】片栗粉:50g
【B】水:100ml
片栗粉:適量
揚げ油:適量


【作り方】台湾風唐揚げ

台湾風唐揚げ
作り方

  1. 鶏むね肉は皮を取り除き、2cm幅くらいの斜め包丁を入れてそぎ切りにする。ラップで挟んで、麺棒で叩いて薄く伸ばす。
  2. そぎ切りにする
    麺棒で叩く
  3. ボウルに1を入れ、【A】を加えてよく揉み込み、ぴったりとラップをして半日くらい置く。
    (厚手のビニール袋でもOK)
  4. 下味をつける
  5. 揚げ油は170度に予熱する。【B】をあわせてよく混ぜ合わせる。
  6. バッター液を作る
  7. 2の汁気をキッチンペーパー等で取り除き、3にくぐらせ、片栗粉をまぶす。
  8. 衣をつける
    衣をつける
  9. 170度の揚げ油で揚げる。
  10. 揚げる
    揚げる


台湾の香り

台湾風唐揚げ

以前、台湾に旅行へ行った際、どこで何を食べても八角の香りがして・・・
何気に八角が苦手な私は苦戦しました^^;
そんな中、息子だけが八角好きになり(驚)
帰国後、よく「八角の料理が食べたい」と言うようになりました。

いかんせん、旦那は香りの強すぎるスパイスはNGで、台湾に旅行へ行っても克服できず、私も食べれないわけではないけど、若干克服はできたかな~って程度だったので
息子のリクエストがあってもなかなか八角には手が出せず・・・

そんな中、ふと五香粉なら!と。
五香粉は私も結構好きな方で・・・でも息子や旦那に遠慮していつも量は控えめに使っていたのですが
今回気持ち多めに加えて、息子の反応をみてみることに。

息子息子

お!ついに八角がきた~~~~!台湾の味や!


と、大喜び!
旦那もこれなら大丈夫・・・的な反応でしたが、結果完食!

とはいえ、息子が本当に食べたがっているのは八角で煮込んだ豚肉なんだけどね^^;
八角の香りを和らげるブレンド方法も知ってるんだけど・・・
(昔、やってはみたものの、やっぱり八角の香りが強くて断念)
今度頑張ってもう一度トライしてみようかな・・・(息子の笑顔は最強や)

スパイスの豆知識・五香粉(ウーシャンフェン)


五香粉(ウーシャンフェン)は文字通り5種類の香りの粉!

芳香性スパイス
  • 八角(スターアニス)
  • シナモン
  • クローブ
  • フェネル(フェンネル)
  • 陳皮
辛味性スパイス
  • 花椒(山椒)
  • ペパー(ブラック・ホワイト)

「四香一辛」とも言われ、中国の地方によって異なりますが、芳香性スパイスは主にシナモン、クローブ、陳皮の3種はほぼ共通スパイスとして配合されていて、八角かフェンネルは地方によって異なりどちらか1種が配合されます。
そして辛味性スパイスを花椒かペパーのどちらか1種が配合されます。
一般的によくブレンドされているのがシナモン・クローブ・陳皮・八角・花椒の組み合わせですね。

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